採択者募集:2026.8.24(月)— 10.15

未来から読む。課題を解く。
技術を、社会へ。

Sinic Future Technology Implementation Program

SINIC未来技術実装プログラム「SFTiP(エスエフティップ)」は、オムロン発の未来予測理論〈SINIC理論〉と、インパクト投資の実践知〈インパクト志向の事業開発〉を融合した、技術の社会実装に挑む人のためのアクセラレーションプログラムです。理系の大学院生・大学生、若手研究者はもちろん、准教授や教授も、技術者や事業家も——「この技術を社会に届けたい」という想いがあれば、それが参加資格です。

🎯 対象 主にU40(特に理系大学院生・大学生、研究者)
📅 2026.11 – 2027.3 全6回+Demoday
📍 対面開催(東京・品川)
👥 採択 5名程度

⏰ 応募締切:2026年10月15日

SFTiP運営チーム:木々の下で共に挑む仲間たち
🌱 共に学び、共に挑む
🔭 バックキャスティングで未来から考える
01
About SFTiP

SFTiPとは

あなたの持つ科学や技術は、5年後、10年後の社会でどんな価値を生むだろう? SFTiPは、その問いに「未来予測」と「インパクト志向の事業開発」の両輪で向き合い、実践を通じて社会実装への第一歩を踏み出す約4ヶ月間のプログラムです。

日本には優れた研究や技術シーズがあふれています。しかしその多くは、研究開発と社会実装のあいだにある「深い溝」を越えられずにいます。SFTiPは、SINIC理論の社会実装を推進するヒューマンルネッサンス研究所(HRI)と、インパクト投資を実践しインパクト志向の起業家を育成してきたキャピタルメディカ・ベンチャーズ(CMV)が共に立ち上げた、この溝を越えるためのアクセラレーションプログラムです。

講義を聞いて終わり、ではありません。仲間と議論し、顧客に会いに行き、実際に「売りに行く」。楽しみながら本気で手を動かす、実践型の学びの場です。

# 未来志向 # 技術の社会実装 # インパクト志向 # 実践重視 # 共に学ぶ仲間
黄色い会議室でのディスカッション風景
SINIC理論科学・技術・社会から未来を読む羅針盤
×
インパクト志向の事業開発課題の構造を解き、変化をつくる実践知
=
SFTiP技術を社会実装する力
02
Why Now

なぜ今、SFTiPが求められるのか

01

研究開発と社会実装のあいだに、大きな断絶がある

優れた技術シーズを持ちながら、それを社会に届ける経験や方法論を学ぶ機会は多くありません。大学院生も、若手研究者も、准教授や教授も——「この技術、社会に実装できるはずなのに」と感じている人ほど、その溝の深さを知っています。SFTiPは、その溝を実践で越えるための場です。

02

残された課題は複雑で、「正解」がない

先人たちの努力により、単純な課題の多くはすでに解決されてきました。残るのは、複数の要因が絡み合い、何が正解か分からない複雑な課題です。だからこそ、自ら正解の仮説を立て、実証検証を繰り返しながら、多くの仲間を巻き込んでいく——インパクト志向のアプローチが求められています。

03

技術の進化が、社会の変化を加速させている

科学が技術を生み、技術が社会を変え、新しい社会のニーズがまた次の科学を刺激する。AIをはじめとする技術の急速な進化の中で、目の前の実装だけに集中していると「未来を見る」ことが疎かになります。5年後、10年後の社会から逆算して「今、何をつくるべきか」を構想する力が、これからの挑戦者の武器になります。

いま見えている社会だけを見ていては、未来の事業はつくれない。
未来の社会から逆算し、変化の予兆から今日の一歩を拓く。
それがSFTiPの流儀です。

03
Program

どのようなプログラムなのか

全6回の講義・ワーク+Demodayの約4ヶ月間。インプットだけで終わらせず、「顧客に会いに行く」「実際に売りに行く」実践を軸に、技術の社会実装プランを磨き上げます。

FUTURE × HISTORY

過去と未来、2つの視点から課題を解く

課題がある業界の歴史を振り返り、マクロ・メゾ・ミクロの3層で「なぜ解決されてこなかったのか」を構造分析(ICM)。さらにSINIC理論で科学・技術・社会の未来変化を予測。過去と未来の両方から、タックルすべき課題の解像度を上げます。

PRACTICE FIRST

講義で終わらない。実際に「売りに行く」

毎回のワークと宿題では顧客ヒアリングを繰り返し、後半では想定顧客に実際に売りに行く「社会実装チャレンジ」へ。顧客は本当にお金を払ってでも解決したいのか? 事業として成立するのか? リアルなフィードバックから学びます。

LEARN TOGETHER

共に学び、共に挑戦する仲間ができる

採択者5名程度の少人数制。全日程対面開催だからこそ、同じ志を持つ仲間と本音で議論し、互いの挑戦を刺激し合えます。講義後の交流も含めて、プログラムが終わっても続く「横のつながり」を大切にしています。

DEMODAY

Demodayで、共創の仲間と出会う

最終回のDemodayは、大企業・行政・顧客候補などステークホルダーとの「共感と共創」の場。インパクト志向のプレゼンテーションで自らの構想を発信し、事業を次へ進めるための新たなリソースや共創パートナーとの出会いをつくります。

講義風景
講義:未来を読む視点をインプット
ワーク風景
ワーク:仲間と本音で議論する
ホワイトボードでの議論
伴走:問いを深める対話
04
SINIC Theory

そもそも、SINIC理論とは?

SINIC理論(Seed-Innovation to Need-Impetus Cyclic Evolution)は、1970年にオムロンの創業者・立石一真らが国際未来学会で発表した未来予測理論。半世紀にわたりオムロンの「経営の羅針盤」として使われ続けてきました。

科学技術社会
科学・技術・社会が互いに刺激し合い、円環的に社会が進化していく
1科学・技術・社会の円環的相互作用。新しい科学が技術の種(Seed)を生み、技術が社会を革新する。同時に、社会の必要性(Need)が刺激(Impetus)となって新しい技術と科学を生む。この双方向の円環が、社会進化の原動力です。
2価値観の循環によるスパイラルな社会進化。「物」と「心」、「個」と「集団」のあいだを行き来しながら、社会は螺旋階段を登るように進化していきます。
3未来からのバックキャスティング。SINIC理論は原始社会から自律社会まで10の社会発展段階を描き、「未来の必要性」から今やるべきことを導き出す思考の羅針盤になります。

SINIC理論が描く社会の発展段階(抜粋)

工業社会〜1945
情報化社会〜2005
最適化社会2005〜2025
自律社会2025〜2033
いまここ
自然社会2033〜

現在は「最適化社会」から「自律社会」への大きな転換点。一人ひとりが自立しながら他者と支え合い、多様な価値観のもとで生きる歓びを追求する社会へ——。この転換期にこそ、技術による新しい価値創造=ソーシャルニーズの創造のチャンスがあります。もっと詳しく知りたい方は、SINIC理論のオウンドメディア sinic.media へ。

05
Impact-Driven

インパクト志向の事業開発とは?

インパクト投資とは、社会課題の解決によって収益をあげることで、より広く深い課題解決を目指す企業に長期的な目線で投資する手法。CMVはその実践を通じて、「社会的リターン」と「経済的リターン」を両立する事業のつくり方=IMM(インパクトマネジメント&メジャメント)を磨いてきました。

STEP 1

解決すべき/できる課題の設定

課題の解像度を上げ、自分が解くべき課題と解決策を見定める(ICM・課題デザインマップ)

STEP 2

ゴール(あるべき姿)の明確化

解決できた状態を定義する(Theory of Change:ToC)

STEP 3

登り方と計測方法の設計

ゴールまでの道筋を設計し、事業とインパクトが連動するKPIで計測する(ロジックモデル&インパクトKPI)

STEP 4

発信して仲間を集める

状況を発信し、共感する仲間・顧客・投資家を巻き込みながら改善し続ける(インパクトレポート)

🔍 ICM|Impact Context Mapping

「なぜ今、その課題にタックルするのか?」——CMVのアクセラの核となるのが、課題がある業界の歴史を振り返り、解決されなかった理由を多角的に分析して構造的ボトルネックを炙り出すICMです。

マクロ法規制・補助金・お金の流れなど、構造的な阻害要因
メゾ業界の古い常識・スティグマ・過去の失敗事例の共通点
ミクロ現場の痛み・現場プレイヤーの感情と逆説的なインセンティブ

🧭 あるべき姿と「顧客が今受け入れられる変化」

あなたがタックルする社会課題と、顧客がいま解決したい課題は、必ずしも一致しません。だからこそ、あるべき未来像を描いた上で、「顧客が今受け入れられる変化」を見極め、まずそこにタックルする。そしてToC(セオリーオブチェンジ)とロジックモデルによって、足元の一歩とビジョンを一本の道でつなぎます。

SFTiPではこの方法論に、SINIC理論の未来予測——「科学→技術→社会」の変化が自分の課題領域にどう影響するか——を掛け合わせ、未来に強い事業プランを設計します。

06
Curriculum

具体的なカリキュラム

全6回+Demodayの全7日程・対面開催。毎回「勉強(インプット)→ワーク→宿題(実践)」を積み重ね、Demodayでのインパクトピッチへと登っていきます。

📍 会場:HRI(東京・品川) 🕐 Day1・Demoday 17:00–20:00/Day2–6 18:00–20:00 🍵 各回終了後、交流タイムあり(予定)
DAY 12026.11.12(木)17:00–20:00

SINIC理論と、インパクト志向の事業創造が求められる背景

SINIC理論の基本と「科学・技術・社会」の円環構造を理解し、バックキャスティング思考で「未来の必要性」から今やるべきことを導き出す。インパクト志向で事業を創る重要性、学習成長する起業家とチームの特徴もインプット。実践志向のマインドセットをインストールします。

宿題:タックルする課題の設定・顧客ヒアリングゴール:実践志向のマインドセット装着
DAY 22026.11.26(木)18:00–20:00

タックルする課題の設定

SINIC理論における科学・技術と社会ニーズの結び付け方を学び、課題の解像度を上げる。課題の「構造的障壁」の特定、競合分析、「なぜ今か」の分析を通じて、自分がタックルする課題を定めます。

宿題:課題構造分析・顧客ヒアリングゴール:タックルする課題が設定できている
DAY 32026.12.8(火)18:00–20:00

プロダクト開発と社会実装

SINIC理論を用いたプロダクト開発の実践法(外部講師)。タックルする業界に起こりうる変化、テクノロジーによる未来の変化を考え、技術をサービスへと昇華させる道筋を描きます。

宿題:プロダクトサービス・業界将来予測・顧客ヒアリングゴール:業界の未来を予測できている
DAY 42026.12.22(火)18:00–20:00

アウトカムの特定|ToC・ロジックモデル

課題解決とビジョンを結合するTheory of Changeとロジックモデルを作成。事業成長とインパクトが連動する「インパクトKPI」を選定します。

宿題:ロジックモデル・顧客ヒアリングゴール:ビジョンと課題解決が結合している
DAY 52027.1.28(木)18:00–20:00

社会実装チャレンジ|事業の経済性

想定顧客に「実際に売りに行く」販売型検証の方法を学び、実践へ(※実践重視)。どうやって儲けるのか、本当に儲かるのか——事業経済性の検証方法を身につけます。

宿題:事業経済性の検証ゴール:実践を通じた顧客ニーズ検証と経済性評価
DAY 62027.2.25(木)18:00–20:00

インパクトプレゼンテーション

Day1〜5で学び、実践してきた内容を、インパクト志向のピッチへと落とし込む。最終発表に向けてプレゼンテーションを磨き上げます。

宿題:最終発表用資料の作成ゴール:インパクトプレゼン方法の習得
DEMODAY2027.3.4(木)17:00–20:00

SFTiP 発表会+交流会 🎉

大企業・行政・顧客候補など、各ステークホルダーとの「共感と共創」の場。約4ヶ月の挑戦の成果をピッチし、技術の社会実装を共創で実現する仲間とリソースに出会います。

ゴール:事業を次へ進める新たなリソースの獲得

※ 日程・内容は一部変更となる場合があります。

07
Entry

募集要項・応募

🚀 「社会実装にチャレンジするんだ」——その5名を待っています。

使いたい技術がある。社会に実装したい未来がある。それなら、肩書は関係ありません。学生でも、研究者でも、教授でも——あなたの挑戦を待っています。

募集対象U40(主に40歳以下)*特に理系大学院生・大学生、研究者自らの技術・研究シーズを社会に実装したい方であれば、広く歓迎します(大学教員〈助教・准教授・教授〉、技術者・事業家なども可)。プログラム期間中の全日程(対面開催)に参加可能な方。
採択者数5名程度※魅力的な応募者が多数の場合、採択者数は変動する可能性があります。
募集期間2026年8月24日(月)〜 10月15日
選考方法一次審査:書類審査/二次審査:面談審査選考期間:2026年10月19日(月)〜10月30日(金)。採択者には11月初旬までに個別にご連絡します。
選定基準学習成長志向がある方/課題解決・社会実装への熱意がある方/プログラムへのコミットが高い方
会場ヒューマンルネッサンス研究所(東京・品川)
Googleフォームで応募する ✍️ 所要時間:約15分/応募前のご質問もお気軽にどうぞ

💡 こんなあなたに来てほしい

🔬 社会に実装したい技術がある「この技術、もっと社会で使われるべきだ」と思っている人。大学院生でも、研究者でも、准教授・教授でも——立場は問いません。
🔥 チャレンジする覚悟がある研究室や論文の中で終わらせず、顧客に会いに行き、売りに行き、社会からのフィードバックを受け止めて前に進みたい人。実装経験はなくてOK。熱量を持ってきてください。
🌱 学び、成長し続けたい正解のない問いに向き合い、仲間と本音で議論しながら、自らの認識をアップデートし続けたい人。
08
News & Reports

発信記事・活動レポート

プログラムの活動や参加者の挑戦の様子を、随時この場所からお届けしていきます。お楽しみに!

2026.08.24 お知らせ

【予告】SFTiP 2026 採択者募集を開始しました

募集開始のお知らせ記事がここに入ります。(公開時に差し替え)

— — — レポート

Day1 開催レポート(公開予定)

プログラム開始後、各回の開催レポートを掲載していきます。

— — — インタビュー

採択者インタビュー(公開予定)

採択された挑戦者たちの素顔と、それぞれの技術・想いを紹介します。

09
Organizers

運営:HRIとCMVについて

SFTiPは、未来を読む「羅針盤」を持つHRIと、社会実装の「登り方」を持つCMVの共創プログラムです。

FUTURE INSIGHT

株式会社ヒューマンルネッサンス研究所(HRI)

オムロングループのシンクタンクとして1990年に創業。未来予測理論「SINIC理論」と企業哲学にある「人間視点」を原点に、最適化社会の先にある社会を見通し、ソーシャルニーズの創造に向けて社会と技術の未来可能性を探索している。SINIC理論の社会実装を推進する。

HRI公式サイト →
IMPACT INVESTMENT

株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ(CMV)

2016年設立。インパクト投資の実践によって起業家の伴走者として練達し、社会問題の解決に貢献することをミッションとするベンチャーキャピタル。メディカル・ヘルスケア領域および地域課題領域のシード・アーリーステージに投資し(AUM 62.5億円)、鞆の浦・やまと・KNOTなどインパクト志向の起業家育成プログラムを多数運営。

CMV公式サイト →

運営メンバー

共に学び、共に挑戦する。あなたの伴走者たちです。

立石 郁雄立石 郁雄(木々の下で)

立石 郁雄

SINIC理論講師/メンター HRI 代表取締役社長 色気のある大人のラガーマン

SINIC理論の伝道師として未来社会の羅針盤を語る。フィールドで鍛えた、色気のある大人のラガーマン。

後町 陽子後町 陽子(木々の下で)

後町 陽子

メンター/投資実行・支援 CMV キャピタリスト 薬剤師×プロハンター

薬剤師・薬学修士・MBA。JICA、コンサルを経てCMVへ。狙った課題は逃さないプロハンター。

青木 武士青木 武士(木々の下で)

青木 武士

プログラム統括/メンター CMV 代表取締役 インパクト投資家

インパクト投資の実践者としてSFTiPを統括。エス・エム・エスでM&A・投資責任者を務めた後、CMVを設立。Forbes JAPANイノベーター99選定。

河村 由実子河村 由実子(木々の下で)

河村 由実子

コミュニティ運営 CMV コミュニケーター 理学療法士×スナックママ

ICU専任の理学療法士から転身。通称かわむー。参加者の心をほぐす、みんなのスナックママ。

田口田口(木々の下で)

田口 智博

SINIC理論講師/メンター HRI 主任研究員 天才エレクトーン奏者

コンサルティング会社、自動車メーカー系シンクタンクを経て2008年HRIへ。オムロングループ長期ビジョン策定に参画し、SINIC理論にもとづくコミュニケーション活動に従事。その指先は、実は天才エレクトーン奏者。

松原松原(木々の下で)

松原 郁美

プログラム運営 CMV/管理栄養士・公衆衛生学修士(MPH) パエリスト×キノコマイスター

健康保険組合で特定健診・特定保健指導を累計1万人以上実施し、企業の健康経営を支援。慶應義塾大学大学院(健康マネジメント研究科)でヘルスプロモーションを研究しMPH取得。パエリストにしてキノコマイスター。

平岡 仁志平岡 仁志(木々の下で)

平岡 仁志

SFTiP事務局 CMV アクセラレーターのプロ

数々の起業家育成プログラムを設計・伴走してきた、アクセラレーションの職人。SFTiPの事務局を担う。

📷 メンバーの写真にカーソルを合わせる(スマホはタップ)と、もう一つの顔が現れます。

未来は、予測するものじゃない。
仲間と一緒に、実装するものだ。

あなたの科学と技術を、社会を変える力に。SFTiPで、共に挑戦しましょう。

応募ページへ 🚀